失敗しない。お得に外壁塗り替えリフォームのポイント


リフォームで悩んでいませんか?
リフォームは大きな金額が必要ですが、リフォーム会社には悪質な業者も多いと聞くし、でもどうやってそれを見分けたらいいかも分からないし。
大切なのはまずは知ること。
今回は、リフォームの中でも特に需要が大きく、手抜き工事も多い塗り替えについて、どうしたら適正価格でリフォームができるかを考えたいと思います。

目次

塗り替えが必要な理由

見た目

長い間そのままにしておくと、様々な汚れがついてしまう。

保護

家を長持ちさせる為に必要。
屋根や外壁は、強い日差し、雨水から家を守っています。
しかし、時間と共にその防御力が落ちてしまう為、定期的なメンテナンスが欠かせません。
外壁は、ヘアクラックという髪の毛ほどの細いヒビが入ることがあります。
これが広がると、内側の防水シートが湿気で破れ、雨水が家を侵食し、雨漏りの原因になってしまいます。
最悪の場合は、家の骨組みに侵食が進み、湿気を好むシロアリに柱を食い荒らされてしまう場合もあります。
虫歯の予防と同じように、定期的なチェックによって早期発見、早期治療が大切になります。

まずは、自分でチェック

塗り替えの必要がないか、まずは自分でチェックしてみます。

チョーキング

外壁の表面を擦ると白い粉が手につくこと。

木部の浮き、はがれ

塗膜が浮いたり剥がれている状態。

雨樋の劣化

樋の変形やサビ
変色
汚れやカビ

ひび割れ

大きなクラックを放置しておくと雨水の侵入を招いてしまいます

鉄部のさび


雨水の影響で鉄部は錆び付いてしまいます。

シーリングの劣化

紫外線の影響で、ひび割れや隙間ができ、ここから雨水の侵入が起こります。

維持費を減らす

耐用年数を長くして、塗り替え回数を減らす。
10年ごとに100万円の塗替えを3回すると、合計300万円。15年ごとに120万円の塗替えを2回すると合計240万円。
塗装工事費は、職人の人件費と足場代が大きい為、回数を減らした方が安くつく。

塗料の種類と耐久性

塗料成分と価格

  • アクリル樹脂 耐久年数5〜8年
    新築時はアクリル樹脂で塗られていることが多い
  • ウレタン樹脂 8〜10年
    価格と性能のバランスは良い
  • シリコン樹脂10〜15年
    主流。ウレタンよりさらに価格と性能のバランスが良い。
  • フッ素樹脂 15〜20年
    耐久性は抜群だが、高価。ただし、家の構造的な歪み、下地の変形で耐久年数前に塗り替えが必要になる。


経済的なのは、ウレタン樹脂かシリコン樹脂。

塗料の耐久性

  • 耐候型1種
    2,500時間耐えられる
  • 耐候型2種
    1,200時間耐えられる
  • 耐候型3種
    600時間耐えられる

環境適応性

臭いや体への有害性のことです

  • 溶剤タイプ
    シンナーで薄めて塗る
  • 水性タイプ
    水で薄めて塗る。耐久性でも問題ないが、溶剤タイプより耐久性はやや下回る。
  • 弱溶剤タイプ
    NAD型塗料とも言われる。溶剤タイプと水性タイプのいいとこどり。

防汚性

汚れのつきにくさのこと。

  • 低帯電性
    静電気の発生を抑え、汚れをつきにくくする
  • 親水性
    油の汚れをつきにくくする
    光触媒塗料はその一つ。
    太陽の光によって親水塗膜を生み出す為、高い防汚効果がある。

ハウスメーカーの長期保証

ハウスメーカーの長期保証には次のような条件がある
10年ごとに行う定期診断を受け続けている
その結果、工事が必要と判断された時に、その部分の耐久性維持のための有償工事を受けていること。
50年保証と言っても、10年ごとに100万円の再塗装工事を4回していたら400万円を支払うことになる。
これは保証ではなく、ハウスメーカーの営業手法。保証という名目で塗装工事を受注する方法。

手抜き工事を防止する方法

「中塗りと上塗りって同じ塗料だから、同じ色で塗るんですよね?」と質問する。
塗料は、3回塗り。1回目の下塗りは、白かグレーかクリーム色。2回目の中塗りと3回目の上塗りは同じ塗料を使います。
中塗りと上塗りを全く同じ色で塗ると、塗り残しが発生する。
これを防ぐのが、中塗りと上塗りの色を変えること。公共事業では当たり前に行われていること。

見積書の確認ポイント

支払い条件
支払いは工事完了後か、契約時と工事完了時の2回払いが一般的。
工事前に全額を支払うと姿をくらます悪徳業者もいる。

塗装箇所
樋・軒・破風・水切・雨戸・庇などの扱いを明確にする。
分かりにくいこともあるので、逆に塗らない箇所を書面にしてもらうことが良い。
2回のバルコニーの床・外の門や塀・雨戸・戸袋。この4箇所は食い違いやすい部分なので確認が必要。

塗り残し防止方法
最初から記載されていれば安心


塗装工事以外の費用
1、足場
2、ネット養生費用
3、マスキング費用
4、シーリング工事費用
5、高圧洗浄費用

塗料の種類・塗りの回数
メーカー・塗料名・樹脂成分・回数
保証
年数と内容

相場

  • 工務店
    延べ面積30〜35坪でウレタンやシリコン塗料の場合、工事金額は80〜120万円。
  • リフォーム会社
    マージン上乗せ
  • ハウスメーカー
    マージン・広告料上乗せ
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